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    エスカルゴンはなぜカタツムリなのか

    アニメ『星のカービィ』のエスカルゴンのルーツは、1984年公開のアニメ映画作品、『SF新世紀レンズマン』のデルゴン星人ではなかろうか。

    デルゴン星人の貴族は、人間よりも大きなカタツムリだ。このカタツムリは人間の老人と似た顔を持ち、目は飛び出しておらず、頭から長い触覚が生え、ヒゲも生えている。殻はエスカルゴンと同じく、巻き貝らしい円錐状ではなく、輪切りにしたロールケーキに近い形。殻には長い角が何本も生えて、宝石が飾られている。殻口は頭の側にある。鳴き声は象のよう。
    丸っこいエスカルゴンに比べると、軟体動物的で不気味な容姿。

    『SF新世紀レンズマン』のデルゴン貴族の登場場面を見た後で、「はだかのエスカルゴン」のエスカルゴンが巨大化してカービィを食おうとする場面を見ると「ああ、少し似てるな」と思えるだろう。

    『SF新世紀レンズマン』の監督・キャラクターデザインは、川尻善昭で、脚本は吉川惣司。
    『星のカービィ』の吉川惣司監督は以前、カタツムリ型宇宙人が登場する、SFアニメ映画の脚本を担当したのだ。エスカルゴンというキャラクターを考えたのは、おそらく吉川監督であろう。

    エスカルゴンもそうだが、敵を人間とかけ離れた容姿にするメリットは、暴力シーンの生々しさが減ることだろうな。デルゴン貴族に関しては、粘液攻撃とか人間とかけ離れた、アニメならではのアクションが可能というメリットもある。

    このデルゴン貴族の容姿が、原作小説と映画版と吉川監督のノベライズ版とでは違う。

    原作小説『銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉 (創元SF文庫)』では、ドラゴンに似た爬虫類だ。翼はない。おそらくは巨大なトカゲのような何か。
    吉川小説版では、人の内臓のような海綿と書かれている。顔はない。でも川尻さんの挿絵は映画版の巨大カタツムリ。なぜ原作の爬虫類から、海綿にしたのだろうか。宇宙人は人の姿をしていない方がリアルという発想だろうか。

    ちなみに吉川小説版『SF新世紀 レンズマン (上巻) (講談社X文庫)』『SF新世紀 レンズマン (下巻) (講談社X文庫)』では、敵のボスの足下にいる、ペットの宇宙生物は単眼。
    アニメでワドルドゥ隊長が、デデデ大王の部下として選ばれた理由は「不気味な容姿」だからではなかろうか。

    カービィの味方は人間っぽい容姿の連中が多く、カービィの敵は人間から遠い容姿の連中が多いという、見た目でわかりやすい善悪の分け方。

    吉川脚本回では、第1話のオクタコン(タコ)や第6話のウミウシ大魔獣(きぐるみ)、第73話のスクイッシー(イカ)と海の生き物魔獣が時々登場する。

    吉川惣司脚本だと、主人公の敵が軟体動物になる傾向がある、といえるだろう。
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    タグ : アニカビ

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