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    KAITOがニコニコ組曲を歌うまで。あるいは機械の憂鬱

    合成音声の特徴を考えるため、VOCALOIDの歌声を他の合成音声ソフトと比べていたら、なんか「ニコニコ組曲」集になりました。

    ニコニコ組曲とは、ニコニコ動画内で有名な、アニメやゲームの音楽をつなぎあわせたMAD動画を元にした、メドレー曲です。替え歌の歌詞も、多くの種類があります。これを人間が歌ってみたり、合成音声に歌わせるのが、ニコニコ動画ではよく行われる「遊び」です。

    それではまず、初音ミクがまだ発売されていなかったころ、最初に発売されていたVOCALOID、MEIKOのバージョンでお聞きいただきましょう。

    2007年07月28日 04:32:57 投稿
    組曲『ニコニコ動画』 ver. VOCALOID with 合成音声s


    次に、発売日:2000-11-のLaLaVoiceの歌声を紹介します。
    これは、テキスト読み上げソフトですが、音符入力が可能なので、歌わせることもできます。東芝のパソコンの中に、最初から入っていたそうです。

    2007年08月06日 13:14:28 投稿
    俺のdynabookが組曲「ニコニコ動画」を歌い始めたんだが


    KAITOの歌声が、「槇原みたい」と時々いわれますが、LaLaVoiceの歌声も槇原っぽいです。槇原さんの歌い方が、一文字一文字はっきりと発音する歌い方だからでしょう。
    日本語の男性の合成音声の特徴というものが、どうもあるみたいです。

    この当時、KAITOは発売されて一年経っていたはずなんですが、KAITOの組曲がニコニコ動画にUPされるのは、この5か月ほど後のことです。

    次に、合成音声で、好きな歌詞を歌わせることのできるPS2のソフト「くまうた」の歌声を紹介しましょう。くまうたは歌詞は自由ですが、曲はソフトが勝手に付けます。

    くまうた公式サイト
    http://www.jp.playstation.com/scej/title/kumauta/

    2007年09月12日 23:05:06 投稿
    くまうたに『組曲「ニコニコ動画」』を歌わせてみた


    ミク等の他のVOCALOIDは組曲『ニコニコ動画』を歌っていたのに、それまで歌っていなかったので、以下の動画で「KAITOは引きこもり兄さん」と、ニート扱いを受けていました。

    2008年01月01日 19:20:54 投稿
    VOCALOID4人+オマケで組曲『ニコニコ動画』合わせてみた


    というわけで、新たにKAITOを買った人が、この長い曲を早速歌わせました。

    2008年01月19日 22:29:15 投稿
    【KAITO】組曲『ニコニコ動画』を歌ってもらった


    この歌声を合成して、合唱動画がつくられました。

    2008年01月21日 20:03:53 投稿
    今度こそ『VOCALOID5人』で組曲『ニコニコ動画』合わせてみた


    おめでとう、KAITO兄さん。

    ではここで、さっきの組曲ではうまく比較できなかった、「くまうた」とKAITOの比較を同じ曲でしてみましょう。
    くまうたはVOCALOIDオリジナル曲を歌えないが、その逆は可能ということで、この選曲です。

    2007年09月15日 19:14:19 投稿
    くまうた(41) 『樹海へゴー!』 唄:白熊カオス


    2008年02月27日 08:46:28 投稿
    【KAITO】樹海へゴー!を歌ってもらった【\(^o^)/】


    KAITOって、歌うまいですね。
    二万円近くする、歌唱専用ソフトウェアに対して、失礼な感想ですが。

    ということで、合成音声の特徴についてですが、
    「LaLaにしろ、KAITOにしろ、曲によってはすごくやる気がなさそうに聞こえる」ということです。
    くまうたも「哀愁は仕様です」と言い放つために、演歌なんじゃないかと思いますが。くまうたは、曲を限定することで、問題を回避しています。

    まあ、基本棒読みですから「疲れているのか?」「鬱な気分なのか?」「空腹なのか?(KAITO専用)」と、聞いている側が心配になるような音声になるのは仕方がありません。人間が棒読みになるのは、そういう時です。機械が棒読みになるのは、性能の問題ですが、人間はそこに「無気力さ」を聞き取ります。前回紹介したKAITOの歌声にも、曲によっては哀愁漂うものがありました。

    KAITOが「ヘタレキャラ」や「ニート」扱いされた理由のひとつは「男性の合成音声は基本的に憂鬱そう」という原因もあったんじゃないかと思います。

    ちなみに、歌声から判断する限り、KAITO、くまうた、LaLaの順に、声のモデルとなった人が音楽的な意味で、のどを鍛えていると思います。ソフトの用途、発売時期、値段から考えて、当たり前なんですが、聞き比べてみると素直にそう感じます。
    KAITOは、母音の発音がなめらかで美しいのです。
    ああーいうぅえおーってな歌詞を歌わせると、間違いなく美声。
    アナウンサーの場合は、ニュースの聞き間違いがないように、子音をはっきりと発音することは重要なので、カ行やサ行などはLaLaがやはり優秀です。歌うとなんかカサカサしますが、しゃべらせると、おだやかで聞き取りやすい日本語です。
    LaLaの声のモデルがどなたかは存知ませんが、プロの声だと思います。
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