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    アニメ『星のカービィ』のあらすじと完成品が違う35話

    アニメの内容を決めているのは、誰だろうか。
    ウィキペディアの『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の項目には、こんな記述がある。

    三波春夫は本作品のエンディングテーマである「ルパン音頭」を歌っており、これも藤岡豊の指示で挿入されたものであり、承知していなかった監督の吉川惣司が降板すると言い出す騒ぎとなった。

    この引用文の藤岡さんは制作の人だ。

    同じく吉川惣司監督のアニメ『星のカービィ』第49話「アニメ新番組星のデデデ」は、プロデューサーのデデデがアニメの内容を、自分の好きに変えようとして作品をぐちゃぐちゃにしてしまう話だった。
    そして脚本家のフームが「なによ こんなくだらない台詞にかきかえて」と怒る場面がある。
    やはり監督のエスカルゴンが、書き換えたんだろうか。ということは「陛下こそさわやかでぇ」とか「おまえこそ美しいぞい」の台詞を書いたのも……。
    また同じ話でエスカルゴンが「得意のアドリブでごまかすでげす!」と言っているが、声優にも脚本を変更する権限はあるってことだ。だがそれにも修正がかかることがある。

    最終話のアフレコ(音声録音)のとき。悪の親玉ナイトメアが、カービィの味方の女の子、フームを連れ去るとき、必死で追いかけるカービィが思わず「フームぅ!」と叫びました。これは台本にはなく、声優さんのアドリブ。わたしも含め、これには関係者一同びっくり。目を見合わせてしまいました。そして、監督との長いやりとりのあと、ボツになりました……。
    『桜井政博のゲームについて思うこと』 2005年

    この引用文のように、監修にも大きな権限がある。特にこのアニメの場合は、著作権者はスポンサーを兼ねているのだ。というか、それを止めるのに、アレとかアレを止めなかったんだ……。

    つまり、脚本を変更する権限は、演出にも、監督にも、声優にも、監修にも、プロデューサーにもある。
    できあがったアニメを見て、脚本家の作風を割り出すのは難しい。
    そして、どこまでが声優のアドリブなのか。演出による修正なのか。監督による修正なのか。監修による修正なのか。
    まあ、関係者しかわからない。
    漫画なら担当編集者だけなので話はシンプルだな。もちろん他の編集者も間接的にからんでくるだろうが。

    アニメ『星のカービィ』の公式サイトには、各話のあらすじが書いてあるのだが、それがアニメと違っている回がある。
    第35話「栄光のプププグランプリ 前編」(脚本 山口伸明)だ。

    公式サイトによるとこう。

     オモチャ屋・ガングから手に入れたゴーカートに夢中のブンとカービィ。村中を大喜びで駆け巡る。途中でデデデ大王の装甲車も颯爽と抜かしていく。
     ブンにゴーカートで抜かれ、負けず嫌いデデデ大王は不機嫌だ。
    さっそくいつものホーリーナイトメア社から豪華な特注車を注文。かっこいい車が手に入り、途端に上機嫌になったデデデ大王は、ププビレッジのみんなに「プププ.グランプリレース」の開催を宣言する。
    公式サイト 第35話 「栄光のプププ・グランプリ(前編)」

    脚本段階では上記のようだったのだろう。(小さなことだが、「ナイトメア社から豪華な特注車を取り寄せた」か「ナイトメア社に豪華な特注車を注文」では)

    しかし、実際にあがったアニメは「デデデとエスカルゴンがただお散歩していただけらしいのに、ブンのカートに追いかけられて、二人で川にどぼんして、さらにデデデの頭の上にカービィが落ちてくるという目にあったので、デデデが怒って自動車レースを開催する話」だった。
    なんでこうなったかというと、真面目に考証したからではなかろうか。

    「装輪装甲車では110km/h以上の速度が出せる。」ウィキペディアより。

    「カート」はスポーツカートいうカテゴリーに分類され、競技で使用されます。調整次第で、時速200km以上も出せる「レーシングカート」に。カートが専用のコースを走行するのに対して、「ゴーカート」は遊園地などで楽しむ最高速度20~30km程度の乗り物です。カートのスピードは一般的に時速約50~90km。

    カート/ゴーカート

    まあゴーカートでは装甲車を抜くのは無理だな。レーシングカートに設定しなおすのも大変そう。
    吉川監督か演出の大関雅幸さんか、カートを作画しようとした担当者かが気づいて、脚本家でもある吉川監督が修正をしたのでは。山口さんの最初の脚本の段階ではブンが攻撃的ではなく、デデデとエスカルゴンの扱いも乱暴じゃなかったのだろう。
    うむ、子供が王様を車でおいまわすとか、反逆罪で極刑ぞい。

    なので、登場人物の言動を、全て脚本家のせいにするのは無理がある。
    しかし詳しいことがわからない現状では、まずはそう仮定せざるをえないな……。
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    タグ : アニカビ

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