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デデデ大王の技と生き方
デデデ大王は『星のカービィ 夢の泉の物語』で飛行と吸い込みというカービィの技を身につけて、再登場する。
やはりそれはデデデがカービィを認めているってことだろう。
「あいつは嫌いだが、勝つためには仕方がない。あいつのまねをしよう」よりは、
「あいつのようになりたい。よし、あいつのまねをしよう!」の方が自然だし、上達も早い。
しかしカービィはデデデの先を行っていて、コピー能力を身につけていたのだった。
夢の泉から今に至るまで、カービィは「きみの能力はぼくのもの。ぼくの能力はぼくのもの」というキャラクターである。きっと誰をも好きになれる博愛主義者。
その後の『星のカービィ2』『星のカービィ3』『星のカービィ64』(下村ディレクターの作品)を見るに、カービィは自分の中の他者を支配できる(吸い込んだ相手の能力をコピーできる)が、デデデは自分の中の他者に支配される(入り込まれて操られる)という方向に明暗が分かれてしまっている。デデデはカービィのようにはなれなかった。
またこれらの作品の仲間は、『星のカービィ スーパーデラックス』(桜井ディレクター)のヘルパーと違い、カービィに「食われた」という関係にあるわけではない。助けたら仲間というのは、相手の同意を重視した関わり方。
熊崎ディレクターのニューデデデハンマーとかは、「カービィのやらないことをやる」方向性のもの。
3人のディレクターの方向性の違いを、強引にひとつの物語にまとめるなら、こうなるかな。
デデデはカービィの強さを認め、カービィのようになろうとし、実際ある程度まではカービィにならうことができた。
しかし他者の力を自分のものにするコピー能力を会得することはできず、逆に他者のものにされてしまう。その頃カービィは他者を助けることで、仲間を増やしていた。そしてカービィはデデデも助けた。
やがて、カービィは他者そのものを、自分の分身としてあやつるヘルパー能力をも手に入れる。
しかし、デデデはなおも他者に体を奪われ、その他者の魔力が加算された状態でもカービィに勝てなかった。
そしてデデデはカービィのまねではない自分自身の勝ち方、他者に頼らない自分の力を求めて、ニューデデデハンマーを開発し、カービィに挑むが敗れる。そして文字通りの自分の分身ならあやつっても、自分が逆に乗っ取られたりする問題はないかもと考えてチームDDDを結成する。
これは結果として、向上心を持って他人のまねをしていた人物が、自分自身を見失って闇に落ち、試行錯誤して自分らしさを探す物語だ。
「デデデが飛べるのは苦しい修行の末、カービィの技を盗んだもの」『星のカービィ プププ大全』より
やはりそれはデデデがカービィを認めているってことだろう。
「あいつは嫌いだが、勝つためには仕方がない。あいつのまねをしよう」よりは、
「あいつのようになりたい。よし、あいつのまねをしよう!」の方が自然だし、上達も早い。
しかしカービィはデデデの先を行っていて、コピー能力を身につけていたのだった。
夢の泉から今に至るまで、カービィは「きみの能力はぼくのもの。ぼくの能力はぼくのもの」というキャラクターである。きっと誰をも好きになれる博愛主義者。
その後の『星のカービィ2』『星のカービィ3』『星のカービィ64』(下村ディレクターの作品)を見るに、カービィは自分の中の他者を支配できる(吸い込んだ相手の能力をコピーできる)が、デデデは自分の中の他者に支配される(入り込まれて操られる)という方向に明暗が分かれてしまっている。デデデはカービィのようにはなれなかった。
またこれらの作品の仲間は、『星のカービィ スーパーデラックス』(桜井ディレクター)のヘルパーと違い、カービィに「食われた」という関係にあるわけではない。助けたら仲間というのは、相手の同意を重視した関わり方。
熊崎ディレクターのニューデデデハンマーとかは、「カービィのやらないことをやる」方向性のもの。
3人のディレクターの方向性の違いを、強引にひとつの物語にまとめるなら、こうなるかな。
デデデはカービィの強さを認め、カービィのようになろうとし、実際ある程度まではカービィにならうことができた。
しかし他者の力を自分のものにするコピー能力を会得することはできず、逆に他者のものにされてしまう。その頃カービィは他者を助けることで、仲間を増やしていた。そしてカービィはデデデも助けた。
やがて、カービィは他者そのものを、自分の分身としてあやつるヘルパー能力をも手に入れる。
しかし、デデデはなおも他者に体を奪われ、その他者の魔力が加算された状態でもカービィに勝てなかった。
そしてデデデはカービィのまねではない自分自身の勝ち方、他者に頼らない自分の力を求めて、ニューデデデハンマーを開発し、カービィに挑むが敗れる。そして文字通りの自分の分身ならあやつっても、自分が逆に乗っ取られたりする問題はないかもと考えてチームDDDを結成する。
これは結果として、向上心を持って他人のまねをしていた人物が、自分自身を見失って闇に落ち、試行錯誤して自分らしさを探す物語だ。
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