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    カタツムリ飼育日記(4月分)

    カタツムリ(ウスカワマイマイ)飼ってみました。
    だいたい一月ほど飼ってみた現時点で、わかったこととわからないことをまとめます。
    4月はじめの雨の日に捕まえました。

    以降、カタツムリの排泄画像とか交尾画像が掲載されます。
    さらに素人の撮影なので、汚いです。
    苦手な方は、ご遠慮ください。
    小さい画像はクリックで拡大します。





    雨の日、地価の高そうな都会の植え込みで、カタツムリが7,8匹ほどはいまわっているのを見つけた。たまたま持っていた、ボンタンアメの箱に三匹捕獲。ペットとして飼うことに。ボンタンアメの箱からだそうとしたら、箱の紙を食べていた。
    ここに長期捕獲していたら、逃げられたに違いない。
    ちなみにウスカワマイマイ(薄皮蝸牛)という種らしい。殻がうすいのでそういう名前だ。

    とりあえずα、β、γと名付けた。殻の模様(正確には外套膜の模様)で見分けることにする。

    カタツムリは薄暗いところが好き

    カタツムリを飼い始めて、
    「物陰に隠れるのが好きな臆病な生き物だな、と思った。
    飼育瓶のふたの裏や、レタスの葉陰に隠れることが多いので観察しにくい。
    アマガエルも葉陰に隠れるし、亀も浮島の陰に隠れているので、生き物としては正常なのかもしれない。
    人の子もかくれんぼ大好きだしな。

    カタツムリは明るく平らな広い場所に置くと、上に逃げようとして慌てて仲間の上に上る。
    葉陰を目指しているのだろうか。
    これは交尾や順位とは関係のない行動と思われる。

    IMG_40551.jpg

    新しい飼育箱で落ち着かずに他のカタツムリに乗ったりしていたので、飼育箱の透明なふたの上にプラスチックの葉っぱ一枚のせたら、落ち着いた。

    それからは自分が観察しないときは、カタツムリの箱に手ぬぐいをかぶせることにした。



    カタツムリの口

    カタツムリの口は普段は体内にしまわれていて、ものを食べる時に出てくる。
    血が赤くないのに、口が赤いのはどうしてなのだろうか。薄茶色の殻と同じ成分でできているのか?
    カタツムリの歯は、歯舌と言って、歯と舌が一体化したやすりのようなもの。定期的に新しい歯が生えてくるらしい。
    かなり堅いものもかじれる。

    IMG_4061.jpg
    にんじんをかじった跡。

    手乗りを期待して、ゆびを差し出したら、カタツムリにシャムシャムとかじられた。
    相手が小さいから、くすぐったい程度だが、あごと歯舌がかなりかたいことがわかった。
    しかし、貝に食われるとは思わなかったな。指の角質程度だけど。
    カタツムリは雑食なので、肉も食べる。
    次の機会に指をさしだしたら、よけられた。カタツムリには記憶力があるので、飼育瓶の掃除の際に割り箸でつまんだとかの、いやな思い出とともに記憶されたのかも。
    穏便に瓶から取り出す方法は、乗っている野菜ごと取り出して、新しい野菜に乗り移ったところを洗った瓶に戻すとかかな。
    ぬれた割り箸を差し出して、そっちに乗ってもらうとかいう方法がネットではあったが、割り箸から下ろす場合はどうしよう。


    カタツムリにとって人間の体温は「熱い」と感じる高さらしいので、つまんで手のひらにのせるとせかせかと動き回る。
    人間側としてはカタツムリの体温はひんやり。すぐ触れているところが、ぬるくなるけど。
    さらに次の機会に指を指しだしたら、乗ろうとした後、熱いからか、やめて向きを変えた。

    実際に触ってみると、カタツムリの体は想像以上にやわらかい。
    わらびもちをのせたような触感?

    ※カタツムリを触った後はよく手を洗いましょう。
    広東住血線虫
    http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/5f/kanton.html
    広東住血線虫は危険か?
    http://d.hatena.ne.jp/naturalist2008/20090807/1249610122


    カタツムリの呼吸口と肛門

    IMG_39841.jpg

    ウスカワマイマイの一休み姿。殻の内側に見える丸い穴は、呼吸口で、この穴の壁に肛門がある。呼吸口は、たまに閉じたり開いたりしていることがある。

    人間だとものを食べる口が呼吸口をかねるけど、カタツムリだと呼吸口は肛門をかねているのか。

    この写真では肛門の方は閉じていてよく見えない。解剖図ではピンとこなかったけど、カタツムリの呼吸口や肛門ってこんなところにあるんだね。
    開いた呼吸口は中をのぞきこむことができ、殻が光を通すウスカワマイマイの場合は、内側から外套膜を見ることができる。小さな肛門らしきものも確認できる。カタツムリの肛門にしわはない。

    この穴からカタツムリの糞が出てくる写真はこちら。クリックで拡大↓

    IMG_39851.jpg
    IMG_39861.jpg
    IMG_39871.jpg
    IMG_39881.jpg


    プロによる鮮明かつ、続きもある写真はこちら
    2009年 06月 30日
    カタツムリのクネクネ糞
    http://ikkaku24.exblog.jp/10529755/


    糞を体の前の方で丸めているが、カタツムリの口に近い部分って、やはり手みたいなものなのか?
    糞を丸めて貼り付けることに、何か利益があるのだろうか。マーキングとか、自分の居場所を清潔に保つとか。
    カタツムリ 日高敏隆では、自分に糞がつかないためと、腸が曲がっているので排泄する力が弱く、それを補うために腹足で引き出しているのの、二説が紹介されていた。


    カタツムリの生殖口

    カタツムリの恋の季節は、地方や種にもよるだろうが、初夏とされている。

    しかし、一足早くうちのカタツムリが発情期に入った。室内で環境が整っているからか?
    IMG_40021.jpg

    ウスカワマイマイの首筋のあたりが、白く膨らんでいる。これが生殖孔。さらに発情すると、真ん中に小さな穴が開く。
    他のカタツムリだと性フェロモンをばらまく器官として、頭瘤(とうりゅう)というものが発達するらしい。だが、ウスカワマイマイはここだけが膨らむ。
    ウスカワマイマイは、春から冬の前まで交尾しますが、6~8月ごろがいちばん多いようです。
    カタツムリ 日高敏隆
    この本は、交尾中のウスカワマイマイを引き離して、生殖器の写真を撮っている。
    穴をくっつけたあとで、穴の中に収納されていた棒が、相手の穴に突き入る方式なので、私はそれを見たことがない。引き離す勇気はまだない。

    私が飼育しているウスカワマイマイの交尾を最初に目撃したのは、4月14日。交尾時間は6時間。室温は25.9で湿度は70パーセント。
    ふと気がついたら、αとγが交尾していた。昼間からγがαを狙っているようだった。妙に近くにいたりしていた。
    通常カタツムリはお互いに少し距離をとってえさを食べる。だから、発情期によりそっていたら、カップル成立の前兆だな。
    慌てているときや通るときは上に乗るが、交尾を狙うときは横に並ぶ。
    クリックで拡大↓
    IMG_40261.jpg

    カタツムリの交尾は、じっとくっついているだけでほぼ動かない。動画も撮ったが、静止画とかわらない。
    動きがあるのは交尾前の求愛の場面。相手の体をひげ(小触覚)でかぎ回ったり、なめるような仕草をしつつ上体をうにうにとすり寄せる。これが見られたのは次回以降。
    カタツムリ 日高敏隆では、この求愛の場面を4枚の写真で紹介していた。

    IMG_40301.jpg

    少したつと、目を引っ込めてくっついていた。人間だと「目を閉じて抱かれる」という表現になるか。

    かなりたってから、αが首をふっていたり、口をぱくぱくさせていた。交尾の終盤だったので「そろそろ離して」という仕草なのかと。でもそんな仕草をしつつ1時間以上くっついていた。
    離れようとすれば、離れることができるような気がするのだが、気分の表現なんだろうか。


    二回目の目撃は4月20日。交尾時間は3時間50分。室温は27.1、湿度は57パーセント。
    前回と同じく、α×γと思われる。

    いちゃいちゃしていたので、これは交尾の前兆かと思った。交尾の前に飼育瓶を洗ってやろうとして、トレーに出したら、そこで交尾した。
    IMG_40721.jpg

    終わった後、γがレタスを食べ始めた。それに身をすり寄せて、もう一回しようとしたαが、γにかみつかれたようにみえた。αは首をひっこめて、引き下がり、そのあと、離れた場所で大根をかじっていた。

    IMG_40781.jpg
    ↑交尾が終わって並んでいる場面

    IMG_40791.jpg
    ↑身をすり寄せるα

    IMG_40811.jpg
    ↑レタスを食べるγと、拒まれて去っていくα


    交尾時間が他の回に比べて短いから、αは不満だったのだろうか。交尾時間って、カタツムリの場合なんで決まるんだろう。
    つながっていた箇所がぬれている。解剖図を見たらカタツムリの膣の奥の方に「粘液腺」という器官があった。

    交尾した後のカタツムリの生殖口が目立たなくなっているのに、交尾できていないカタツムリの生殖口は膨らんだままなのは、切ない光景ではある。カタツムリもすっきりするんだーみたいにうけとっていいのか、これ。

    三回目の目撃は4月25日。6時間15分。 γ×β。開始時の温度は27.2 湿度は59%。 最初γはαを追いかけて、逃げられていたようだ。交尾が終わった後、αがγにせまったようなのだが、頭でつつかれて首をひっこめていた。これはもしかして、かまれた?

    IMG_41021.jpg
    ↑レタスにつかまりながらの交尾。だんだんさがっていく。
    今回は新しい飼育ケースに変えたとたん交尾した。やはり環境を整えないと、繁殖しないのだな。これで三匹すべてが産卵する可能性が。

    次の日、αがβに執拗に迫っていたが、βは殻を左右に振って激しく抵抗。殻が近くのアサリの殻にぶつかってがりがり音がしていた。βは逃げてものかげで、目だけ出した状態で殻に引きこもり。αはあきらめてレタスを食べてた。

    さらに次の日にαが活発に這い回っていたのは、βとγ以外の相手がいないか探していたのだろう。しかし箱の中なので、新たな出会いはない。可哀想ではある。

    殻が武器になるとは意外。かみついたのかな? と思う仕草はたまに見るが、カタツムリがかじっているかどうかは、跡が残らなければわからない。

    IMG_40231.jpg
    カタツムリは、他のカタツムリが交尾しているのを、興味を持って見る。↑

    その次の日、つまり4月28日に4回目の目撃。不在時に、αとγが交尾をはじめていた。開始時刻は不明。交尾時間は少なくとも3時間以上。βの姿が見えないが、この植木鉢に潜っている。
    IMG_41131.jpg
    αもγも交尾中に緑色の糞をしていた。αがむにゅっとおさえつけているように見える。

    発情期のカタツムリって、雌雄同体だし、ほのぼの乱交するのかと思っていた。実際は逃げられたり、暴れられることも多いんだね。雄のように迫り、雌のように拒絶する。

    最初、α×β、α×γ、β×γの三通りの組み合わせが成立すると予想していたんだよな。その方が様々な子孫が残せる。

    体が大きいと産卵数が多そうなので、最初にγが小柄なβよりもαを誘ったのはわかる。
    しかし論文によると体の大きい個体が交尾で有利だと予想したものの、そうではなかったらしい。

    ウスカワマイマイの交尾頻度と配偶様式
    http://ci.nii.ac.jp/naid/110004764977

    体の大きさが問題でないとするのなら、交尾に積極的かどうかは性格なのか、それとも体臭で選ばれているのか。
    だいたいβは誘われないだけでなく、受け入れないしな。相手の精子を保存できるから、すでに交尾した相手をお断りするのはわかるが、初めての相手なら受け入れた方が様々な子孫を残せそうだが。
    毎日何時間も交尾するのは、リスクもコストも高いからだろうか。
    もっとも、24時間体制で観察していないので、交尾場面を見損なっているだけかもしれない。
    カタツムリの交尾の研究をなさっている学者さん達って、監視カメラや三交代制とか使って、観察しておられるのだろうか。

    βが食事の時以外、土に潜っている生活のままだと、βはγの子どもだけを産むということにならないか?
    カタツムリの交尾に関する新説では、この「交尾した相手に自分の子を多く生ませる」ことこそが、恋矢の役割だという。単にタイミングの問題なのかもしれないが、現状はγが勝者でαが正妻、βは貞淑な愛人というポジションになるのか。
    単純に交尾回数が多ければ、その相手の子どもがたくさん生まれるというわけではないだろうが、無関係とも思えない。

    まず、横はばが30cmの飼育ケースなら、大きなカタツムリは2~3びきしか飼えません。数が多いと、なかまのなかで優劣関係ができ、弱いものはえさもたべずに、ずっとねむったままで死んでしまいます。
    カタツムリ観察事典 (自然の観察事典)より

    小さなウスカワマイマイだから、15cmのケースでよかろうと思ったが、βの「ほっといてください」という態度が気になる。

    わからないこと、観察し損ねていること。

    カタツムリの交尾相手選びの基準は何?

    人間だって「これ」というのは難しいからな……。カタツムリ 日高敏隆だと「気の合った二匹は」という表現だった。


    産卵はいつ?

    交尾後すぐに産卵するわけでないらしい。二週間後とか。
    土は用意したが、以前ハーブを育ていた植木鉢の土だ。本を読むと川砂とか書いてある。


    恋矢はあるの?

    あるらしいが、飼育瓶の掃除の際に見つけられていない。小指の爪をちょっときったようなものだから、気づかず古いえさと一緒に捨ててしまうかも。

    たぶんこの飼育日記は5月号に続く……。

    参考図書


    カタツムリ 偕成社 著者 七尾 純・小田英智・七尾企画 1975年6月
    生きたカタツムリを殻ごと真っ二つに切った断面カラー写真が、解剖図にそえられている。

    カタツムリ観察事典 偕成社 小田英智 久保秀一 1997年 6月
    やや高学年向け。科学的な内容。ミスジマイマイがメイン。
    同じ会社から先に出版された本と著者がかぶるので、内容もややかぶっている。

    カタツムリ観察ブック 2009年6月 
    上の判型を小さくした普及版。



    カタツムリ あかね書房 増田戻樹 小池康之 1977年8月 初版 

    カタツムリ あかね書房 増田戻樹 小池康之 1977年8月 初版 2005年4月 新装版 第一刷
    低学年向け。写真に詩情がある。ミスジマイマイとヒダリマキマイマイが主かな。交尾写真はヒダリマキマイマイのもの。



    カタツムリ 写真 草野慎二・栗林 慧 総合監修 日高敏隆 2008年1月25日 発行元 株式会社アスク 発売元 株式会社リブリオ出版
    ウスカワマイマイ中心。実験も含めて科学的な要素が強い。


    近所の図書館で、6冊借りたが、事実上、3種類という感じ。

    絵本的な良さでは、「カタツムリ」あかね書房が一番だな。
    カタツムリの四季を追う感じで、美しい。木の枝の上で、カタツムリが抱接中のカエルに出会う写真とかね。

    科学的な実験要素が強いのはリブリオ出版のもの。カタツムリが少年期の美しい野山の思い出から、室内で簡単に実験できる生き物へと時代が変わったのか。

    当然のことながら、自分の身近にいるカタツムリがメインの本を読むのがおすすめ。
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    阪神大震災物語という本を大阪のレンタルボックスで入手した

    阪神大震災物語
    兵庫県中小企業家同友会編
    たくましき中小企業家たちのたたかい 内外書房
    平成7年10月17日
    定価1500円

    おそらく自費出版に近い形態で発行された本。
    阪神大震災の際に被災者となった、兵庫県の中小企業の社長達がどうしたかを、インタビューと寄稿で記録してある。唯一の?女性社長としてスナックのママが登場している。
    それでわかったのは、ビルがつぶれたからといって、会社がなくなるとは限らないということ。
    工場の一角に本社を移転したり、プレハブで早期に営業を再開したり、工務店の親戚に補修を頼んだり、離れた場所に事務所を新しく借りたりといった、様々な体験が納められている。
    個人が生き残るための防災の知恵というのはニュースでもよく聞くが、会社が生き残るための知恵というものは、あまり聞かなかったので、面白かった。


    ここに手記やインタビューが掲載された企業は、20年以上たった今でも存続しているのかと思い、簡単に検索をかけてみた。
    多くが存続しているようだ。社長の名前が本と同じだった会社も複数あり、震災の後も社長として生き抜いたのだと感動した。

    本に登場する企業のリスト
    特定できた会社には、リンクを張ってあります。

    日本ジャバラ工業株式会社
    http://www.jyabara.co.jp/

    株式会社 公詢社
    http://www.kohjun.co.jp/

    株式会社山本幸次郎商店
    http://nttbj.itp.ne.jp/0785758650/index.html

    横山株式会社
    http://www.yokoyamakk.com/index.htm

    株式会社 フタハト
    http://www.rakuten.co.jp/two-doves/index.html

    神戸電子パーツ株式会社
    http://www.engineer.jp/1603.html

    株式会社富士防水工業
    http://nttbj.itp.ne.jp/0120078551/index.html

    マザークリーニング
    http://www.shiminuki.jp/

    丸本産業株式会社
    http://www.marumotosangyo.co.jp/index.html

    澄川商会
    http://www.rakuten.co.jp/kobefragrant/index.html

    古石工業株式会社
    http://www.mapion.co.jp/phonebook/M26012/28365/0795323678-001/

    お仏壇の畑中
    仏壇の畑中、破産手続き開始 負債約2億6800万円 2014/9/16
    http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201409/0007335962.shtml

    橋本建設株式会社
    http://www.kobe-hashiken.co.jp/index.html

    株式会社ミツワ
    http://townpage.goo.ne.jp/shopdetail.php?matomeid=KN2800060600022638

    スナック「パッション」
    特定できず

    座談会

    関西工管有限会社
    http://www.kansaikoukan.com/index.html

    株式会社 サンエース
    http://www.refine-kobe.com/index.asp

    株式会社 センタージムキ
    特定できず

    新星電気株式会社
    http://www.shinsei-el.co.jp/

    株式会社 マルミ製作所
    http://marumi-kobe.com/index.html

    投稿手記

    株式会社エミヤ
    http://www.emiya.co.jp/index.php

    株式会社六甲歯研
    http://www.e-108.com/

    投稿手記

    有限会社 ライブアインス
    特定できず

    株式会社藤製作所
    http://www.fuji-sss.co.jp/

    株式会社 ワインパルジャパン
    特定できず

    有限会社 藍和不動産
    特定できず

    日本ビジネスデータープロセシングセンター
    https://ssl.nihon-data.jp/

    堂内米穀店
    特定できず

    株式会社 神栄商事
    特定できず

    有限会社 アサヒエンジニアリング
    特定できず

    有限会社 昭花園
    http://sho-kaen.jp/index.html

    六甲テレコム株式会社
    http://www.sun-inet.or.jp/~rokk1661/

    大関化学工業株式会社
    http://www.ozeki-chemical.co.jp/

    NSKエンジニアリング株式会社
    http://townpage.goo.ne.jp/shopdetail.php?matomeid=KN2800060600002662

    高嶋酒類食品株式会社
    http://www.konanzuke.co.jp/index.htm

    株式会社渡辺農園
    http://www.watanabe-nouen.co.jp/

    早水電機工業
    http://www.hayamizudenki.co.jp/

    吉川惣司監督脚本回のエスカルゴンの考察

    今回は、吉川惣司脚本回のエスカルゴンについて語ります。

    エスカルゴンの悩み

    デデデとエスカルゴンのコンビ芸は、初期の吉川惣司監督自らの絵コンテと脚本でほぼ確立しているが、妙に色っぽい話の数々は吉川さんの担当回ではない。主に国沢真理子さんとあんの うんさんという、名前からするに女性の二人の脚本家によるもの。特に初回担当回が33話とかなり遅くに参加した、あんのうんさんの破壊力がすごい。このアニメが50話で終わっていたら、だいぶデデデとエスカルゴンの印象が違っただろうな。

    この作品の脚本が全て吉川監督だったら、エスカルゴンは今よりも小悪党らしく嫌われたり、ばかにされたりして終わったんじゃなかろうか。
    もっとも、それはそれでカービィをいじめ、やりかえされる悪役として、立派に役割を果たしたといえる。
    キャラに人気が出るかどうかよりも、視聴者が笑うことの方がまずは大切だ。
    『スターウォーズ』のC-3POやアニメ版『妖怪ウォッチ』のウィスパーみたいに「ひどい扱いを受ける道化」なんだろう。まあグッズやDVDを考えたら、キャラ人気は重要なんだけどね。

    でも、ボトムズを見るに全話吉川脚本でも、エスカルゴンはまた違った方向にデデデへの愛をこじらせていそうだ。

    公式サイトのエスカルゴンのキャラ解説はこうだ。
    大王に気に入られたい一心で、いろいろなおべんちゃらを使ったりするが、裏目に出てしまうことの方が多い。反面あまりにぞんざいに扱う大王に、不満がないわけではなさそう。
    星のカービィ/ドクター・エスカルゴン

    確かに、吉川エスカルゴンの悩みは、最初はこうだったろうな。
    この「気に入られたい」はそれ自体で成立する欲求だろう。「気に入られれば給料アップ」とか「気に入られれば殴られない」とか「気に入られれば権力を手中に」とか、考えてないこともないだろうが、それは吉川エスカルゴンにとって、副次的なものだ。
    この「気に入られたい」は「おまえは忠実で優秀な部下ぞい」とほめられたい、という方向性のものだ。高いハードルだな。
    吉川脚本の第1話や第2話や第13話や第31話や第41話はこの路線。
    裏目に出てしまう、というのは単に「口がすべった」というだけではなく、その「陛下、私を認めてくださ~い(笑み)」みたいな態度自体が「役立たずのくせに、重用を求めるとか図々しいぞい(殴る)」みたいな反応を招いているのでは。「その卑屈な態度そのものが、気にいらんぞい」かもしれない。

    前半の吉川エスカルゴンは「ツンデレ」ではなく「デレツン」だ。表向きは笑顔でへつらい、裏では「ほんとに強欲なんだから」とか言う。むしろ1話でおんぶしたり、5話で抱き合ったりするデデデの方が「ツンデレ」な感じ。これは放映開始当時のカービィのゲームの最新作が『星のカービィ64』だったからだろう。

    吉川エスカルゴンの「気に入られたいが、うまくいかない」はこういう悩みとして面白い。だけどこうするなら、エスカルゴンをデデデより、やや年下にした方がよかった。
    そしたら、「がんばっているのに父親に認めてもらえない」という悩みをもっている小学生あたりに受けたかもしれない。
    さくま良子先生のまんが『星のカービィ』も、ひかわ博一先生の『星のカービィ デデデでプププなものがたり』も、デデデの側近は年下で童顔のポピーなんだよな。
    デデデを父親役とするなら、デデデが期待をかけているのは魔獣であり、関心を持っているのは、優秀で反抗的なカービィであり、エスカルゴンはただの日常なのだ。
    吉川監督がボトムズの時に描いたペールゼンとキリコとリーマン、ゴン・ヌー将軍とキリコとカン・ユー大尉の関係が、デデデとカービィとエスカルゴンの関係に近いだろう。
    上司を父親とするなら、才能があって反抗的な息子の方が期待され、まじめで従順な息子の方が不満を持つ話。
    聖書でいえば、「放蕩息子のたとえ」が近いかな。兄弟のうち、弟は父親に背いて家出して財産を浪費したが、兄は父親にずっと忠実だった。あるとき家出した弟がかえってきたので父親は祝宴を開いた。兄はずっと仕えてきた自分のためには祝宴を開いてくれたことなどないのに、と文句を言った。

    でも、そのうち吉川エスカルゴンの悩みも「陛下があほで苦労が絶えないでげす」みたいな方向に。ひかわ先生や、それにならう国沢さんはこんな感じ。
    吉川脚本の「たとえ最悪な上司であろうとも、上司に認められたいのは当然」というのが、思ったよりも当然じゃなかったとか? それともギャグ重視でそうなった?

    国沢脚本回の第12話「デデデ城のユーレイ」でエスカルゴンが訴えた悩みは「陛下がいじめるんでげす」という、わかりやすい悩みだった。そして復讐を試みる。
    もし悩みが「陛下にほめられたい」なら、自分で幽霊騒ぎを起こして、自分でその幽霊を退治してみせて「陛下はこの私がお助けしたでげす。だからボーナスをアップして」という方向に企むような。なお、こういう話はすでにひかわ先生のまんがにある。デデデに首にされたポピーがカービィ達の助けを得て、一芝居打ち、再び家来になろうとする話だ。
    同じく国沢脚本回の第25話「エスカルゴン、まぶたの母」は、エスカルゴンが母親に「おまえは立派な息子だよ」と言われたいがために、村中を巻き込む話だ。
    これ、脚本家同士でエスカルゴンが「誰に」ほめられたいかの、ずれがあったような。
    あんのうん脚本の第39話「忘却のエスカルゴン」の「陛下に存在自体を認めてもらえないでげす」という悩みの方が、吉川脚本の初期設定には沿うかもな。

    まあどの脚本家の回であろうとも、エスカルゴンがデデデに「おまえは有能で助かるぞい」みたいなことを、言われる日はこなかったな。国沢脚本の第42話だと「よくわしのお仕置きをよろこんでくれた」だし、柔美智脚本の第94話だと「おまえはいつでもわしの味方ぞい」だな。
    これらをいい方に解釈すれば吉川脚本の第5話みたいに「無能でもいいから、一緒にいてほしいぞい」ってことになるんだろが。

    吉川デデデは普段はあまりエスカルゴンを頼りにしていない。カスタマーとその魔獣を頼り、ワドルドゥやワドルディ達、村人に命令する。
    第二話の最初の方でエスカルゴンがこの私にお任せを、みたいなことを言ってデデデが持っていた双眼鏡で殴られている。実際、吉川エスカルゴンは役立たず。第41話の眠気覚ましコーヒーとか、全く効いていない。

    給料の問題はあるにせよ、吉川エスカルゴンには他の誰よりも、デデデに気に入られたいという欲がある。「ププビレッジ年忘れ花火大会」の時にサスケに嫉妬しつつ、自分を売り込んでいたり、「私よりもメーベルを信用するんでげすか」と第41話で言ったり。

    吉川デデデはエスカルゴンが自分以外の人物に同調すると、カッとなるらしい。
    第14話 「夢枕魔獣顔見勢」で、カスタマーを囃すエスカルゴンを不機嫌なデデデが「黙れ」と叩くし、メタナイトのいうことに従い枕を差し出したエスカルゴンを「この裏切り者」と叩いているし、第77話 「ロイヤルアカデデデミー」では、フームの解説に同意しただけのエスカルゴンを「何を感心している」とハンマーで叩いている。
    吉川脚本には「主人はただ一人だが、下僕はたくさん」の非対称な関係を前提にした、嫉妬の気配がある。
    他の脚本家では、山口伸明脚本の第56話「わがままペットスカーフィ」冒頭部分のデデデとエスカルゴンと、デデデお気に入りのペットになったスカーフィの、三角関係でのエスカルゴンの嫉妬「んまー デレデレしちゃって デレデレ大王でげすな」があるな。この時のエスカルゴンは、軽く指を唇にあてる仕草をしている。

    吉川エスカルゴンは典型的な「上に媚び、下に威張る」権威主義者ではあるが、媚びているというより、耐えている。下に威張っている場面としては、第一話の「大王様、こいつらみんな極刑でげすよね」とか、第77話 「ロイヤルアカデデデミー」回のペイントローラーに対する「このたわけもの」とかがある。まさに虎の威を借る狐。
    メタナイトのソードとブレイドのように、エスカルゴンに人語を話す直属の部下がいたら「無能で意地の悪い中間管理職」という漫画によくある人物になっただろう。まあカン・ユーだな。国沢脚本の第25話「エスカルゴン、まぶたの母」や、あんのうん脚本の第88話「はだかのエスカルゴン」で、助けてくれているフームやブン達に、文句を言うエスカルゴンはそんな感じ。
    でも結局エスカルゴンに部下らしい部下はいない。ワドルドゥ隊長はおそらく陛下の直属の部下。
    そしてデデデ大王の他の部下である、ワドルドゥ隊長やメタナイト卿やパーム大臣との関係は薄め。メタナイトがたまには陛下を助けるとか、パーム大臣がなんか陛下の役に立つとか、100話あったんだから、もうちょっとなんとかしてもよかったんじゃなかろうか。
    結果として、デデデとエスカルゴンは「他に友人がおらず、お互いに忠実な閉じた関係」だった。カスタマーは画面の向こうにいるしね。

    エスカルゴンの暴言

    しかし吉川エスカルゴンでさえ、デデデにお世辞らしいお世辞を言っている場面がほぼない。「陛下はいつもカッコイイですね」は劇中劇ならぬ、アニメ中アニメの台詞。同じく国王であるパタリロ殿下は、周囲のタマネギに悪口を言われると共に、おべっかを使われまくっているというのに。エスカルゴンは寵臣ではあれど、佞臣の名には値しない人物だな。

    吉川監督の過去作にバレリア星救出作戦 (講談社X文庫―Galactic Patrolレンズマン)
    というのがあって、そこにちょい役だがインガソルという人物が登場する。

    彼はクルーの最高年齢者で、ちびで、驚くべき知能指数の持ち主だったが、その態度は天才の名にふさわしく、無遠慮そのものだった。

    この人物の言っていること自体は真実だったが、それゆえに同僚の大男を怒らせ、襟首をつかまれて、つるし上げられる。
    時期的にも、マモーとエスカルゴンの中間の人物なのかな。
    どうも吉川監督の脳内には「小柄な老人科学者」が、常駐しているらしい。
    ちなみにこの科学者の血液型は、B型だそうな。

    エスカルゴンが暴言ばかりはいている理由は、「才能のあるやつは気遣いがない」というステレオタイプが、背後にあるんじゃなかろうか。才能の代償というのは、文学的ロマンでもあるな。

    ちなみに「アニメ・シナリオ入門 (シナリオ創作研究叢書)」鳥海尽三にはこうある。

    S型(分裂質)
    非社交的でマジメ。ヤセ型。内気、神経質、貴族性。
    (中略)
    7,お世辞や愛想が云えず、融通が効かない。

    この分裂質、というのは精神分裂病に近い、という意味。現在では統合失調症に近い、となるか。
    おそらく、失調型(スキゾタイパル)パーソナリティ障害と呼ばれるような、精神的な傾向が想定されている。

    単に気遣いがないというのなら、自閉スペクトラム症(ASD)の才人という可能性もある。しかしどっちもあまり他人に関心を持たない。エスカルゴンは特定の他人に関心を持っている。もっとも自閉スペクトラム症には積極奇異型というタイプがあって、それは無遠慮に受け取られるようなやり方で他人に関わろうとはする。
    でも口が悪い以外に目立った失調型や自閉傾向の特徴がないので、エスカルゴンは生まれつきの問題が何かあっても軽度だろう。
    子供をほとんどほめない父親に育てられたので、「自信がなく」「他人をほめない」という性格に育ち、今でも上司のほめ言葉を期待して努力する日々を送っている、という生い立ちの問題でも説明はつくからな。

    デデデが殴りながらも、エスカルゴンを解雇しない理由は「科学者というのはそういうもんぞい」みたいなあきらめがあるのかも。
    考えようによっては、居場所のないコミュ障を拾った理解ある保護者なんだけど、相手の問題行動と本人の人格から虐待しまくりという話に。


    デデデとエスカルゴンの関係については、殴りまくるデデデだけに問題があるわけじゃない気がする。デデデの側にいるから、印象が薄いが、エスカルゴンもかなり意地悪で欲深で攻撃的な性格の、悪役らしい人物である。
    自分を殴る相手をパートナーに選んではいけないように、面と向かって自分を馬鹿にする相手をパートナーに選んではいけない。
    この二人はなぜわざわざコンビになったのか。出会った当初はデデデももうちょっと優しかったし、エスカルゴンも可愛げがあったが、年月の経過により腐れ縁になったとか。

    吉川エスカルゴンのデデデに対する悪口は、初期の方は陰口だったり、失言だったりするのだが、途中からはわざと意地悪してる。
    デデデの側も彼なりに、エスカルゴンの言動にがまんをしているから、この関係は成立している。
    ひかわ博一先生はここを突っ込んでいて、「ポピーにがみがみ叱られて、耐えられなくなったデデデが家出」という話がアニメ放映時期にあった。

    普通、ケンカになるほど言い返す側近とかいやだろう。それもしょっちゅうだ。
    アニメのデデデ大王もケンカになるのを避け、上司に対し口を慎むタイプの温和な側近を雇った方が、穏やかに過ごせるんじゃないだろうか。それともこれまでの側近全て、デデデの暴力に耐えかねて辞職したとか、何か事情があるんだろうか。それとも、口答えする相手を殴るのが好きとか、ケンカした後に抱き合うと感動できるとかなんだろうか。
    中期にはエスカルゴンが無礼な言動をして、デデデがにらむが何も言わないというような描写が他の脚本家の回を含めていくつかあった。
    後期になると笑って流すようになる。
    第64話 「新春! カービィ・クイズショー」の冒頭のエスカルゴンの「あほと前向き紙一重」に「そんなにほめるなぞい」とか。
    うん、あほと鷹揚紙一重な感じ。まあ普段に比べればほめてるよな。
    第73話「まわれ! 回転寿司」では、「おい アナーキスト」と突っ込まれて、デデデが怒りながらもしょぼんとする場面もあったな。
    大人になったのは、デデデの方のような気がする。
    それとも、うっかり愛を深めてしまったので、エスカルゴンにため口きかれても許してるのかな。
    ローレンツはカラスを観察して、「カラスは群れの順位が自分のすぐ下のカラスに厳しいが、自分よりかなり下の順位のカラスには寛大である」と書いている。ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)より。
    これを当てはめるなら、最初の頃はデデデ陛下はエスカルゴン閣下を自分の地位を狙う者として警戒していたが、そのうちそういう心配をしなくなったということだよね。
    第25話「エスカルゴン、まぶたの母」脚本 国沢真理子や、第55話「ある愛のデデデ」脚本 あんのうんを見ると地位の心配も、もっともだな。
    カービィの活躍でデデデは自分の地位を狙う者として、まずカービィを考えるようになったから、エスカルゴンに対するあたりがやわらかくなったのかな。

    吉川エスカルゴンが途中から強気になる理由を、吉川監督が辛辣なものいいが好きだとか、視聴者に受けたとか以外で考えるのなら、自分が知力で勝っているという自信かな。「だいたい王者たるものが字も書けなくって」第83話「魔獣教師3」というように馬鹿扱いすることが多い。他は人格に関する評価が辛辣かな。
    「魔獣教師3」の描写を見るに、吉川デデデは彼なりに自分が愚かだということを自覚し、恥じているっぽい。そこにエスカルゴンの目から見ての、隙がある。
    馬鹿を自覚しているなら、他人のいうことを素直に聞けばいいのに、と思うかもしれないが、それこそ傀儡になっちゃうので、デデデも抵抗する。
    お互いに攻撃的だが、不安を抱えたもの同士が、相手の弱気に乗じて、主導権を握ろうと押し合いしている感じかな。

    逆にデデデがエスカルゴンに勝るのは、腕力である。
    彼らは力自慢と頭脳自慢という典型的なコンビなのだ。
    臆病で力の弱いエスカルゴンは、プププランドで一番長身で恰幅のよい、デデデが好きなんだろう。ボクシングで人気があるのはヘビー級。プロレスでも、大柄なレスラーに人気が出る。アメリカ大統領選挙だって身長が高く、体重が重い候補が有利なのだ。
    参考 アメリカ大統領選挙は身長体重次第?
    男は強い男が好きだ。いつもカービィにやられるので弱い印象を受けるが、プププランドではデデデは腕力でも強い男のうちだ。デデデ大王は悪役らしく、「権力・財力・腕力」を兼ね備えている。カービィがくるまでは、デデデ大王より戦って強いのは彼の家来である、メタナイト達しかいなかっただろう。デデデ大王より強くて人気があるカービィは、王座を脅かす存在だ。
    吉川エスカルゴンは強い者に従っているのだけれど、それは単に逆らって殴られると嫌だということではなく、色々な意味で力を求めているのだろう。

    中盤あたりからは、吉川エスカルゴンも「相手を馬鹿にしながら、べったりくっつく、自称しっかり者」という国沢脚本の共依存路線まっしぐらだ。ある文脈で悪徳と言われるような生き方を、悪役がしているのは、逆に正しいといえる。
    よい子はまねしないように。

    でも、こういう怒りっぽい夫を持った妻に対する専門家の助言というのは、どうも「逆らわずに、ほどほどに優しくしてあげましょう」というものみたいだ。
    もちろん、一番に来るのは「距離をとりましょう」なんだけど、別れない前提ならそうなる。
    いらだって暴力をふるうような相手に、正面から逆らったり、しかりつけたり、暴力に暴力で対抗したらどうなるか……相手は不機嫌になり、言うことを聞かず、暴力が激しくなるだけ。
    そしてやがてはケンカ別れすることになるんじゃないだろうか。
    それなら、今すぐ別れる準備をはじめるか、相手を愛する覚悟を決め、憎まれないように努力しましょう、ということになる。
    だから初期の吉川エスカルゴンのように、じっと耐えるというのも別れないつもりなら、常識的な対応だ。
    また、デデデと一緒にいるという選択をすると共に、攻撃を控えた国沢エスカルゴンも正しいな。見ててかわいそうだけどね。

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    エスカルゴンはなぜカタツムリなのか

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    吉川惣司監督脚本回のデデデの考察

    今回は、吉川惣司脚本回のデデデ大王について語ります。


    吉川惣司監督

    第1話  出た! ピンクの訪問者
    第2話  大変! 戦士のおうち探し
    第3話  え! メタナイト卿と対決?
    第4話  星の戦士のひみつ
    第5話  怒れ! ウィスピーウッズ
    第6話  見るぞい! チャンネルDDD
    第13話 ププビレッジ年忘れ花火大会
    第14話 夢枕魔獣顔見勢
    第28話 恐怖のデデデ・ファクトリー
    第31話 ビバ! デデベガスへようこそ
    第38話 読むぞい! 驚異のミリオンセラー
    第41話 メーベルの大予言! 前編
    第49話 アニメ新番組星のデデデ
    第64話 新春! カービィ・クイズショー
    第67話 魔獣教師2
    第73話 まわれ! 回転寿司
    第74話 モスガバーの逆襲!
    第77話 ロイヤルアカデデデミー
    第83話 魔獣教師3
    第85話 まぼろしの紫外線!
    第89話 オタアニメ! 星のフームたん (脚本 国沢真理子 吉川惣司)
    第96話 ワープスターの危機! 前編 (脚本 吉川惣司 国沢真理子)
    第97話 ワープスターの危機! 後編 (脚本 吉川惣司 国沢真理子)
    第99話 撃滅!ナイトメア大要塞
    第100話 飛べ! 星のカービィ

    計25話。国沢さんとの共同脚本回が三回ある。このアニメシリーズの総監督で、シリーズ構成でもある。この人がアニメ版デデデとエスカルゴンを作った人である。


    吉川脚本のデデデの特徴あれこれ

    睡眠欲と実験

    吉川デデデの特徴として、「自分ではあまりものを食べない。他人には時に害のあるものを食べさせる」がある。
    オクタゴンにししゃもをやったり、カービィに花粉をスコップで食べさせたり、エスカルゴンに花粉団子を食べさせたり、カービィに焼き芋を食べさせたり。
    食事シーンが一話からあるけど、あまり大食いな印象がない。
    吉川脚本で食べ物をテーマにした回は第73話「まわれ! 回転寿司」だが、この回のデデデは食う側ではなく、食わせる側だ。

    吉川デデデからは食欲よりも睡眠欲を感じる。自分が起きているのに他人が寝ていると、腹が立つらしい。第14話 「夢枕魔獣顔見勢」での寝ているエスカルゴンやカービィをうらやむ場面とか、第41話 「メーベルの大予言! 前編」 の「寝るなといったのは おまえぞい」とエスカルゴンを叩く場面とか。このアニメの原作はゲーム『星のカービィ 夢の泉の物語』なので、悪夢に関連する話が出てくるからでもあろう。また、67話 「魔獣教師2 」の冒頭で、デデデの話を聞かずに寝ていたエスカルゴンが殴られる場面もある。逆に吉川エスカルゴンがデデデを殴ったのは、第41話 「メーベルの大予言! (前編)」で、寝ていたデデデをハンマーでたたき起こした1回きりである。この話は睡眠をめぐるデデデとエスカルゴンのドタバタが激しい回。

    吉川監督は虫プロでアニメーター人生をスタートしたが、その虫プロの主力アニメーターだった山本暎一の著書にこういう文章がある。『千夜一夜物語』の制作で、徹夜続きだった時期の場面だ。

    ドアの外の床に、ロールのあがりを待っている進行のやつが、行き倒れの死体のようなかっこうで眠っている。それが、ものすごいぜいたくに見え、蹴飛ばして起こしたくなる。『虫プロ興亡記―安仁明太の青春

    こういった寝不足の日々を過ごした影響が、デデデの睡眠欲に表れているのだろう。

    設定的にはエスカルゴンにマッドサイエンティストな印象があるが、実際には花粉や枕の話でエスカルゴンを実験台にするデデデの方に、その素質があるな。
    吉川惣司監督が過去に創造したキャラクターに、装甲騎兵ボトムズのペールゼンがいる。これは本人は軍人だが、科学者を集めて非人道的なものを含む様々な軍事的研究をさせている人物。
    バレリア星救出作戦 (講談社X文庫―Galactic Patrolレンズマン)では、宇宙海賊ボスコーンの指揮官が、生物学者に怪物を作らせる。
    吉川脚本では、科学者は軍人に利用されるものらしい。兵器の開発も、主導権は研究者の側にはないと考えておられるのだろう。一理ある。
    なお、最初にデデデがエスカルゴンを実験台にしたのは、第9話「ロロロとラララ愛のメロディ」(脚本 下由あい)だろう。

    吉川惣司名義で書かれた「SF新世紀 レンズマン (上巻) (講談社X文庫)」「SF新世紀 レンズマン (上巻) (講談社X文庫)」という小説がある。
    これに「ヘルマスというボスが、へまをした副官に実験として、危険なレンズをつけさせる」という場面がある。副官は死亡。
    原作の『銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉 (創元SF文庫)』でもヘルマスは危険な場所にあえて複数の部下を向かわせて、その場所が本当に危険かどうか確かめるような人物だった。部下は全員死亡。だから原作に近いといえば近いのだが、「副官いじめ」みたいになるのはやはり吉川監督の個性かと。
    ただ、後書きにあるように、レンズマンはスターウォーズと時期が近いアニメであり、ダースベイダーが何かというと、失敗した部下を処刑していたような時代のノリなのかもしれない。


    開発独裁

    吉川デデデは豪快に浪費する。監督が派手な絵を求めているからだろう。エスカルゴンもそれにはあまり異を唱えない。
    花火大会を開催したり、城を遊園地にしたり、工場を建てたり、魔術学校を建てたり、小学校を建てたり、クイズショーを開催したり、回転寿司を運営したり、天体望遠鏡を導入したり、美術館を建てたりした。
    ウィスピーウッズを切り倒してゴルフ場を造ったのも、焚書したのもこの吉川デデデ。
    開発独裁を目指して失敗しているのだろう。
    開発独裁

    1950~70年代のアジアなど開発途上国で見られる独裁形態の一つ。

     貧困から脱するには工業化が必要であるという世論を背景に工業化を政策の最優先課題に掲げ、それに反対する勢力を抑圧する政治のあり方を言う。
    (中略)
     これらはいずれも開発による国民生活の向上を掲げて人気を博し、民衆的な支持で独裁権力を振るうことができたが、その開発優先政策は一部の企業家や親族企業、あるいは外国資本と癒着する例が多く、大部分の国民には利益は還元されず、かえって生活環境の悪化などの問題をもたらした。
    世界史用語解説 授業と学習のヒント

    1947年生まれの吉川監督が若い頃は、まだこれらの独裁者が現役だったようだ。
    今でも中国はこのノリなのかも。
    第73話「まわれ! 回転寿司」の外国の企業と癒着し、税金を投じて事業を行い、その利益をほぼ独り占めするデデデは、こんな感じだな。


    悪だくみ

    アニメ版デデデ大王と言えば、悪巧みだが、その筆頭はやはり吉川デデデだろう。
    装甲騎兵ボトムズでも吉川脚本回の特徴は「本筋とは関係ないところで、人をだます場面がある」だ。

    以下にデデデが人をだましている場面がある話を列挙する。

    吉川デデデは、第2話、第3話、第5話、第6話、第13話、第14話、第28話、第31話、第49話、第64話、第73話、第77話あたり。

    国沢デデデは第7話、第12話、第23話、第25話、第29話、第46話、第53話、第62話、第75話あたり。
    こっそり肝試しに混じっているのは、だましているうちにいれなかった。

    山口デデデは、第11話、第16話、第27話、第35話、第48話、第69話あたり。

    あんのうんデデデは、第33話、第37話、第43話、第50話、第68話、第70話、第79話あたり。

    野添デデデはあまり、人をだまさない。どちらかというとだまされる側。第21話では「わしが戦うとはいっとらんぞい」と決闘の場に、魔獣をよんでいた。だが、衝動的に決闘を申し込んだ後に不安になってよんだのだろうから、あまり計画性はない。第72話ではエスカルゴンと二人で、カービィを釣っていたが、エスカルゴンの入れ知恵。第82話ではだます側だが、発案者はカスタマー。なるほど思考力0(by 野添エスカルゴン)なわけだ。

    おおむね、後半にいくに従って、デデデはカスタマー等にだまされる側になっていく。
    ナイトメア社との戦いで幕を閉じる最終回が、見えてきたからかな。

    それぞれがどんな話だったかはアニメ『星のカービィ』公式サイトを参照。


    アニメ版デデデ大王の性格について

    デデデ大王の公式の解説はこう。たぶん吉川監督が決めた。
    ひっきりなしに食べ、しゃべり、自分に酔い、怒鳴りちらし、 ふっと寂しい表情を見せるなど、喜怒哀楽の激しさは並外れていて、 そのエネルギーの強さはカービィにも負けない。

    寂しそうか? という疑問はあるだろう。

    さびしくなる→「おーい、エスカルゴン」
    つまらなくなる→「魔獣をダウンロードして、カービィをやっつけるぞい」

    ……と、すぐ行動して、欠落を埋めようとしているからな。

    金と暴力と権力で、孤独と退屈を消そうとするデデデ大王。
    表現が独特だけど、直球なキャラ造形だよな。


    吉川デデデの喜怒哀楽(特に初期)
    喜ぶ→エスカルゴンを殴る。
    怒る→エスカルゴンを殴る。
    悲しい→エスカルゴンを殴る。
    楽しい→エスカルゴンと踊る。

    怖れる→エスカルゴンと抱きあう。

    吉川デデデは、自分の感情をもてあましすぎだな。
    「不安になりやすく、興奮しやすい」性格なのだろう。

    実の所、吉川デデデがささいな理由で、人を殴るという意味での残酷さは一番だろう。エスカルゴンなど、机かなにかのように八つ当たりで叩かれている。他の脚本家の場合、エスカルゴンの側に失言などの原因があるのがほとんどだ。だが、不安になれば何のためらいもなしに抱きしめる。全ては主君の気分次第だ。子供のお気に入りのぬいぐるみに対する扱いを見ているようだ。絵コンテも描く吉川監督なので、動きによる感情表現に力を入れた結果、こうなったのだろう。何かあるとすぐ泣くデデデは、原作であるゲームに忠実な人物造形である。最近のゲーム版デデデは、桜井政博氏ディレクションのスマブラですら、涙ひとつこぼさないが。


    おそらく、吉川監督がデデデの「性格」を決める際に、参考にしたテンプレートはこれだ。
    4 H型(ヒステリー型性格)
    顕示性性格。
    目立ちたがり屋。派手好き。
    依頼心が強く、見栄っぱり。

    代表的特徴
    1、他人を当てにして、寄りかかろうとする。
    2、人の好き嫌いが激しい。
    3、我侭で、自分本位の考え方をする。
    4、自分を実際以上に見せたがる。
    5、悔しがり屋で、負けず嫌い。
    6、他人の意見に左右されない。
    7、いつでも人々の中心的存在になりたがる。
    8、他人の成功を妬ましく思う。
    9、華やかで社交的な人の印象を与える。
    10、話がオーバーになり勝ちである。

    ギャグ・アニメによく登場します。風刺に効果的な性格だからでしょう。
    アニメ・シナリオ入門 (シナリオ創作研究叢書) 鳥海尽三 1987年 映人社


    この引用文の前に『性格 (岩波新書 青版 390)宮城音弥 1960年』と『性格』 詫摩 武俊 (1971年) (講談社現代新書)を参考にしたと書かれている。宮城氏、詫摩氏の両者ともに心理学者。
    鳥海さんは吉川監督の先輩にあたる脚本家で、吉川監督と同じくボトムズの脚本を担当した。この性格分類を参考にしたとおぼしき「躁鬱質」という言葉が、「ザ・ファーストレッドショルダー―装甲騎兵ボトムズ 」(アニメージュ文庫) 吉川惣司
    にある。

    実はデデデ陛下は心理学をベースに「ヒステリックな性格」に造形されていたという、衝撃の事実。なにも1から10まで、教科書どおりにつくんなくても……。9についてだが、アニメデデデは愛想がよく口がうまい。原作のゲームの時点では3、4、5、7あたりがあてはまりそう。しかしスマブラX公式サイトで桜井さんに「人任せにしてしまうのは性格でしょうかね」と言われたので、現在では1もゲームでの公式なんだろうな。

    たぶん『アニメ・シナリオ入門』の引用部分では、現代では「演技性(ヒステリー性)パーソナリティ障害」や「自己愛性パーソナリティ障害」や「境界性パーソナリティ障害」といわれるものと重なる人格が想定されている。
    メルクマニュアル医学百科 家庭版 パーソナリティ障害B群:演技的で移り気な行動


    吉川デデデはあんまりナルシシストじゃない。
    「わしを美しく描くぞい」(第77話)と要求するデデデは、割と普通。
    「美しいわしを描かせてやるぞい」ぐらいになって、ナルシシストって呼べる気がする。
    本格的なナルシシストにすると、さらに視聴者の好感度が下がるからこれでいいけど。
    「わしはかわゆいぞい」みたいな台詞も同じ77話にあった。吉川デデデは「わー、陛下かわゆい」とほめられたかったのか。カービィのかわいらしさを、そんなにもうらやんでいたんだね。
    なお、「デデデはエラーイ デデデはスゴーイ」(第50話)や「これでわしは前人未到、最強最悪の悪党ぞい」(第95話)は、吉川脚本じゃなくて、あんのうん脚本。

    話を戻そう。デデデがナルシシストじゃないのと関連する話で、エスカルゴンもデデデを崇拝していない。この点は、一応確認しておきたい。
    当然のように思われるかもしれないが、「崇拝も尊敬もしていないし、身分制の社会で義務に縛られているわけでもないが、暴君である主人に尽くす」というのは、かなり珍しい関係じゃないかと思うので。仕事といえば仕事なんだろうけど、デデデ城はブラック企業だな。

    ナルシシストと崇拝者の関係といえるのは、ゲーム版『星のカービィ トリプルデラックス』のセクトニアとタランザの関係だろう。

    間抜けな独裁者

    アニメ版デデデは吉川脚本で、「他人をいじめて楽しむ」という意味での、サディストとして確立している。
    「(森の木を切り倒しながら)環境破壊は楽しいぞい!」第5話より
    彼がカービィをハンマーで、力一杯吹っ飛ばす時はとっても楽しそう。しかしエスカルゴン相手の場合は、怒りの表情で叩いていることが多い。吉川デデデはまだ勝ったことがない、カービィに敵意と共に、ロマン(征服欲)を感じているのだろう。「あいつはおれが倒す!」と翻訳すると少年漫画のライバルパターンだし、原作のゲームにもそんな話はあるが、アニメ版デデデは手段を選ばない卑怯さのためあくまで悪役である。

    『星のカービィ』第一作のデデデ戦を見るに、デデデはいつもの口を少し開けた笑顔で、カービィにハンマーをふるってくる。
    それをそのまんまアニメにするなら、カービィ相手に楽しそうにハンマーを振り回す吉川デデデになるのかな。

    一応確認の意味もかねて、「DSM‐IV‐TRケースブック」よりサディストに関する描写を引用する。

    彼は,生来残酷で,自分本位で,攻撃的な行動様式を示している.人間関係においても優勢に立つために身体的に暴力を用いることをいとわず,他の人達を辱め蔑み,他の人達をおびえさせることによって,自分が欲することをさせるようにし,暴力や武器に魅せられている

    冒頭の「生来」というのは過去の不明なアニメ版デデデに関しては、議論の余地があるとして、他はその通りだろう。
    アニメ版デデデが残酷じゃないとか、自分本位じゃないとか、攻撃的じゃないとか、自分に逆らうものに暴力をふるわないとか、他人を辱めたりしないとか、他人を馬鹿にしないとか、わがままを通すために他人をおびえさせたりしないとか、暴力と武器と兵器に興味がないとか、主張する人はほぼいないだろう。

    というわけでアニメ版のデデデに対して「サディスト」というのは、別にエスカルゴンの言い過ぎじゃない。デデデが暴力を楽しんでいるのは確かだから、的確な表現といえる。デデデのこぶしからハンマー、チェーンソー、爆弾、放水、装甲車、城の兵士、あげくは魔獣に至る暴力と武器、それをちらつかせる「極刑ぞい」というおどしによる、自分の優位を確かなものにしようとするもくろみが、主にカービィとフームによって阻止されているだけである。そのようにして、カービィのヒーローストーリーが成立するのだ。


    そして、吉川監督はボトムズのカン・ユーなど、悪役が逃げ惑う場面が長い脚本家。
    鳥海脚本だと主人公の味方の脇役が逃げ惑う。そして、悪役はあっさり死ぬ。
    吉川脚本だとボロー(CV 緒方賢一)は散々部下や味方にピンチを助けられた上に、なかなか死なない。悪役の受難劇を悲喜劇として描くのが好きな脚本家。だから、監督がこの人に決まった時点で、デデデが往生際の悪い喜劇役者になるのは決まっていたかな。
    監修の桜井さんも、彼自らシナリオを書いた『新・光神話 パルテナの鏡』のハデスの言動を見るに、アニメ版デデデの言動を「これはこれでおもしろい」と評価していそうな気がするんだよね。ハデスは強くて悪くて笑えるという、ゲームの最後の敵。
    ユーザーによるハデスの説明は以下。アニメ版デデデと同じ人が監修したんだよっていわれて、納得できるキャラクター。
    単語記事: ハデス(光神話パルテナの鏡)

    桜井デデデと吉川デデデの間には「プロジェクトリーダー」という共通点がある。自ら計画し、他人を使い、何かを成し遂げようとする人物である。桜井デデデは最初の『星のカービィ』では失敗、『星のカービィ 夢の泉の物語』もデデデの計画が成功したとは言いがたい。だから、失敗の連続の吉川デデデは、桜井デデデから離れているわけではない。他の脚本家や他のディレクターのデデデはそういう覇気に乏しい。やはり桜井ディレクターや吉川監督の職業上の立場が反映しているのだろう。


    まとめ

    吉川デデデは「ヒステリックなサディスト」だ。
    風刺的なギャグアニメの悪役にふさわしい性格であろう。
    賛否両論になるべくして、なったキャラクターではある。
    ただ原作のゲームの時点で多少はそうなので、原作無視と非難されるのも、0から作ったと賞賛されるのも、違う気がする。
    それにゲームからいきなりこのアニメデデデがつくられたわけじゃなく、ゲーム→さくまマンガ→ひかわマンガ→アニメと、だんだんと表現が過激になっていったという流れがある。
    でもマンガ版にはさくま良子先生版もひかわ博一先生版にも「わがままでいじわる」の方が、形容として似合いそうな愛嬌がある。吉川デデデにも愛嬌はあるんだが、悪事が容赦ないからね。
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