女神の親衛隊は少女に限る


    聖闘士星矢 : 少女版「セインティア翔」が連載へ アテナ守る少女たちの物語

    2013年07月19日

    原作の車田さんは「聖闘士の少女物の企画はかなり以前から温めていたものです。聖域がいかにアテナを守る少年たちの世界とはいえ、女神の身辺を直に警護する『親衛隊』は、やはり男子ではなく『少女隊』ではないか…と。」

    http://mantan-web.jp/2013/07/19/20130718dog00m200064000c.html



    筋はとおってるよね。
    処女神アルテミスのおつきは処女に限られていた。
    アルテミスの「少女隊」のメンバーとしては、おおぐま座のカリストーが有名。
    カリストーはゼウスに騙されて、処女を失い、「少女隊」を失格する。
    そしてクマにされる。

    女神アテナも処女神なんだから、アテナ様の入浴中の扉の警護は
    少女でないとね。
    アテナ様が浴室で苦しんでいて、男性のおつきが「どうしました!」とのぞいたら、
    女神の裸を見た罪で、鹿にされてもしかたがない。

    天照大神も処女神だから、乙女達と機織りしてたし。

    ウィキペディアソースになるけど、アテナにはこんな儀式もあった。

    パンアテーナイア祭のときはパルテノーン神殿にあるアテーナーの神像の衣が取り替えられ、乙女たちが新しく織った衣を着せた。


    神像の服でも男性が脱がせたら、不敬なのか……。

    やはり少女版の聖戦士も、恋愛禁止だよね?
    掟を破るとクマ耳にされたりするんだよね?(ねーよ)
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    NHK朝ドラ「あまちゃん」の神話構造

    東京編のあまちゃんのあらすじ。

    母親の離婚によって田舎の母子家庭で過ごしていた主人公が、
    東京の芸能事務所の社長にアイドルとしての力量を試されることになる。
    主人公は、若いプロデューサーとともに、人気ランキング上位を
    狙って不利な状況で戦う。

    うん、ベタだね。これがどれだけベタか神話にさかのぼって、説明しようか。

    オットー・ランクというフロイド派の研究者が、エディプス(オイディプス)からモーゼ、イエス、ヘラクレス、ジークフリートといった人物を主人公とする古今の英雄神話から抜き出した共通の構造を紹介しよう。

    a 英雄は、高位の両親、一般には王の血筋に連なる息子である。
    b 彼の誕生には困難が伴う。
    c 予言によって、父親が子供の誕生を恐れる。
    d 子供は、箱、かごなどに入れられて川に捨てられる。
    e 子供は、動物とか身分のいやしい人々に救われる。彼は、牝の動物かいやしい女によって養われる。
    f 大人になって、子供は貴い血筋の両親を見出す。この再会の方法は、物語によってかなり異なる。
    g 子供は、生みの父親に復讐する。
    h 子供は認知され、最高の栄誉を受ける。

    大塚英志の『物語の体操』より



    これが典型そのままなら、

    天野アキは社長である太巻きが、
    美人の天野春子との間に作った私生児で
    幼い頃はいじめられっこで、
    タクシーや船に乗せられて海に捨てられて、
    田舎で貧しい海女である天野夏に育てられ、成長した天野アキは
    アイドルになれなかった母の仇を討つため、
    魔法使い鈴鹿ひろ美の助けで、
    父親である社長の太巻の出す、1952人が不合格して
    いるような厳しいテストに合格し、トップアイドルとして
    日本中から祝福される、

    という話になるんでしょう。

    これでもだいたいあってる気がするが、
    たぶん、荒巻太一は実父じゃないでしょう。
    こういうパターンは太巻が「王様(強大な支配者)」であるほど、
    試練が過酷なほど燃えるよね。
    そして童話なら、試練に失敗した者には死あるのみ。
    茨姫の城に挑んで、何人もの王子が死んでる。
    解雇は優しいよね。

    鈴鹿ひろ美のポジションは神話なら女神、童話なら魔女。
    シンデレラに味方する、魔法使いのおばあさんね。
    太巻の奥さんが出てこないので、鈴鹿ひろ美が
    愛人の子に立ちはだかる、正妻の継母ポジションなのかもしれないけど。ヘラクレスに試練を課す、女神ヘラ様のように。

    ただし、上に引用したのは男性主人公のパターン。
    たぶん、天野アキの物語は、「王の試練に挑みに来た、若き勇者を助ける王の姫」の物語とまざるんじゃないかな?

    つまり水口をあきちゃんが助ける。今日の話(第15週 1話目)は
    そんな感じでした。

    ギリシア神話で言う、イアソンを助ける王女メディアやテセウスを
    助けるアリアドネ、日本神話で言う大国主命を助ける
    スセリビメのポジションだね、がんばれあきちゃん。
    水口が英雄になれるかどうかは、あきちゃんの知恵にかかっている(´艸`o)゚.+:

    ベタを狙うなら、水口マネージャーの父親が実は有力者とか
    いう展開になるんだが、話数に余裕がなかったら、水口の親の話は出てこないでしょう。
    まあ水口さんは役者さんが「高位の父の血を引く人物」だからね。
    松田龍平は松田優作の息子。
    なのでそういう人に「実は自分の両親は有力者なんだ」という役を
    やらせたら、面白いのか、くどいのかわからない(´-ω-`;)ゞ