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    エスカルゴンの名前について

    エスカルゴンの名前は、フランス語でかたつむりを意味するエスカルゴ(escargot)からきているものと思われる。末尾がゴンになっているのは、『星のカービィ』というアニメが怪獣退治ものだからではなかろうか。

    「イグアノドン」や「ヒプシロフォドン」などの「ドン」は、ギリシャ語で「歯」という意味の単語「odont」から来ています。
    「なんとかゴン」という名前は、怪獣に時々使われますが、「ゴン」に学問的な意味はありません。
    福井県立恐竜博物館
    https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/app/webroot/dino/faq/0029.html



    なお、ドラゴンという語はギリシア語のドラコーン(蛇)に由来する。
    ※Wikipedia調べ

    ちなみにエスカルゴンという名前を持つキャラクターは他にも存在する。なぜか重機もあるでゲス。



    では英語名であるEscargoonはどうだろうか。これはおそらくescargot+goonだ。

    goon
    1.〈俗〉〔雇われた〕暴力団、ならず者
    2.〈俗〉ばか、間抜け

    英辞郎より
    https://eow.alc.co.jp/search?q=goon

    映画、ゲームのグーニーズ(The Goonies)もこの意味。
    つまり、間抜けなカタツムリか、ならずものカタツムリ。

    エスカルゴンの名前は、日本語だとカタツムリ怪獣。英語だとカタツムリのクズということに。日本語名だと外見重視の名付け、英語版は役割重視の名付けかな。

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    デデデ陛下のおむつ

    アニメ版『星のカービィ』72話 「ワドルディ売ります」(2003年放映)のちょっとした謎についての考察。

    72話で、ワドルディを全部売ってしまったデデデ大王が、側近のエスカルゴンと以下のような会話をする場面がある。

    「おやつは?」
    「自分で食べれば」
    「食事は?」
    「自分」
    「皿洗いは?」
    「自分」
    「洗濯は?」
    「アイロンがけは? 」
    「おむつの取り替えは!?」
    「誰がワシの面倒を……」


    この「おむつの取りかえ」というのが、ごく一部のファンの間で謎とされた。
    「デデデ陛下は、おむつをしているのか? 」
    服が並べられるだけだが、アニメ版のデデデ大王には第12話 「デデデ城のユーレイ 」で一応着替え場面があり、青い肌着を着ているわけではなさそうなのだ。
    つまり、裸に三角を並べた模様の筒状の服を着て、赤いガウンをはおり、冠をかぶっている服装だと推測されている。
    「デデデはおむつどころか、パンツすらはいていないみたいなのに、何のジョークだ」ってこと。
    もしかして昼間はノーパンだが、夜トイレにいけなくなったときの、おねしょ防止のためにパジャマの下におむつをしているのかもしれない。

    比喩か実際にはいているのかはわからないながら、おおむね「デデデ陛下はおむつが必要なほどにお子様」みたいな解釈を、少なくとも筆者はしていた。
    だが、筆者は以前に似たような言い回しのある小説を読んだことがあったので、気になって再読してみた。

    「会社会社っていうけど、あなたが最後にしなびた青菜みたいになって倒れても、会社はあなたのオムツを替えちゃくれないのよ」二言目にはオムツだ。「言っとくけどあたしだって、今みたいな仕打ちされていたら、あなたのオムツ、取り替えてなんてあげませんからね!」『東京発千夜一夜 上』「輪廻転生」森瑤子


    これは中年の妻が夫に言う台詞で「定年後にあなたの介護をするのは、会社ではなく妻であるこの私なんだから、もっと愛してちょうだい」という意味。夫はそんな妻にうんざりしている。
    だから、デデデ陛下の「おむつの取り替えは!?」というのは「この先老いたワシの介護は誰がしてくれるんぞい! 」という意味にもとれるな。
    もしかしたら、「老後の面倒を見る」の言い換えとして「おむつをかえる」という言い方が、一時期はやったのかもしれないが、そこまではわからない。
    『東京発千夜一夜』は1991年に朝日新聞に連載された。掲載紙の発行部数が多いので、読んだ人も多い小説だ。
    著者の森瑤子先生は1940年の生まれ。アニカビの72話の脚本を担当した野添梨麻さんは1962年生まれ。吉川監督は1947年生まれ。
    少なくとも2、30年前だと「老いた夫の介護を妻や嫁や娘がする」というのは、今よりも当然と考えられていた。一般論として「家族に見放される」=「老後に野垂れ死ぬ」みたいな考えは、世代が上になるほど強い。今は超高齢社会で妻子のいない老人も多すぎて、社会福祉でカバーする施策も進んでいる。しかし、予算が足りなくて高齢者の介護は、再び家族の手に戻されようとしている。
    「ワドルディ売ります」は家族を大切に、という話だったのだろう。

    今回とりあげた72話は、星のカービィ 20周年スペシャルコレクション - Wiiに収録されている。

    「私」というデデデ大王はいない

    公式の漫画、アニメ、小説のデデデ大王の語尾と一人称について、簡単に調べてみたデ。
    長期連載の一巻だとしゃべりが安定していないかと思い、途中の巻から抜き出したものもある。
    他にも漫画版のデデデはいるが、私が所有しているもののみ。後は任せた。

    一人称について

    今回は合計11名を調査したが、ワシ派とオレ様派がきれいにわかれた。

    ワシ 5名
    オレ様(表記ゆれふくむ) 4名
    わがはい 2名

    ゲーム版は、夢の泉の説明書が「ワシ」で、64時代の公式サイトでは「オレさま」で、バトルデラックスが「オレさま」となっている。64のサイトが最初に「オレさま」が使われた場面かはわからない。
    64当時のサイト↓
    https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nk4j/gallery/gallery.html

    公式はバトルマンガっぽい「オレさま」に統一される流れなのかな~と思うが、ほぼ全部がギャグマンガだからか役割語としてのワシやわがはいも多い。外見だけだと、デデデ大王はかわいいペンギンなので「大人で大王」を強調するなら、ワシやわがはい。「関心を持たれたい」を強調するなら、「オレさま」なのかな。ワシというデデデ大王は、アニメのデデデ陛下が有名だが、公式のカービィ4コママンガにもその前からいたはず。


    語尾について

    小学館の大王様はそれぞれに特徴的な語尾やで。キャラを立たせてギャグを面白くするためだろう。角川は小説以外、標準語だ。小説の人物で語尾が特徴的だと「と、デデデ大王は言った」と書く手間が省けて便利だわい。

    「私はデデデ大王である」という大王様は調査範囲にいなかった。これはハル研究所の著作権管理部門(株式会社ワープスター)が、おっさんデデデを注文して回っているのか、小学館がそれをコロコロコミックにふさわしいキャラ立てとしているのか、わからない。小学生男子にとっては“パパ代理”なんじゃなかろうか。

    ともあれ、公式二次創作のデデデ大王の多くが、標準語を話さないというのは面白いことではある。

    以下実例。

    小学館

    『星のカービィ』さくま 良子 (1992年~)
    デデデ大王の一人称はオレ様。本人のしゃべりは標準語だが、お供のポピーが大阪弁。
    「こらーっ! オレ様のおやつまでとるなー! 」『星のカービィ 6』27Pより。



    『星のカービィ―デデデでプププなものがたり』ひかわ 博一(1994年~)
    一人称はおれさまで「~デ」という謎の語尾がつく。
    「おれさまの運動神経のよさを見せてやるデ! 」8巻74Pより。



    『星のカービィ! も〜れつプププアワー!』谷口あさみ(2006年~2016年)
    一人称はわがはい。あえてこれまでにない一人称を採用したのだろうか。大阪弁。
    「わがはいの願いは!! 星のカービィの連載の終了や!! そして、次回からは…、『銀河のデデデ大王! ~も~れつデデデアワー!!~』をスタートするんや!! 」5巻75Pより



    『星のカービィ パクッと大爆ショー!!』川上ゆーき(2012年~2015年)
    一人称はワシ。語尾に特徴は無く、標準語。
    「ワシにだきついたやつが、福-1グランプリの優勝者だ。」2巻61pより



    『星のカービィ 今日もまんまる日記! 』ダイナミック太郎(2016年~)
    一人称はワシ。「~じゃが。」などと、微妙に年配っぽいしゃべりなのじゃ。
    「その前にワシの部下を吐き出してはくれんかね。」1巻86Pより。



    『星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー〜』武内いぶき (2016年~)
    一人称はわがはい。「~じゃろ」などと、年配っぽいしゃべりじゃい。滑稽みを増すための言葉使いかな。「私達は遭難したんだ」より笑えるかも? 
    「わわわわ…、わがはいたちそうなんしたのじゃい!! 」1巻169P



    アニメ『星のカービィ』(2001年~2003年)
    一人称はワシZOY。語尾は「~ゾイ」ぞい。
    米国版では、声優さんは南部訛りでしゃべっているそうだ。
    「あれはワシがもらうゾイ! 」『星のカービィ (1)』 (小学館のテレビ絵本)3Pより





    KADOKAWA

    『星のカービィ カービィとデデデのプププ日記』まつやま登(2006年~)
    一人称はワシ。訛ってはいないが、いきおいよくしゃべることがおおいので「~っ」が多いっ。
    「ワシのラムネ玉コレクションがついに100個目だ! 」ベストセレクション83Pより



    『星のカービィ ぽよぽよな毎日』路みちる(2012年~)
    一人称はワシ。微妙に老人語っぽい語尾がまじるが、ほぼ標準語。
    「ワシはやきたてが食べたいんじゃ! 」73P



    『星のカービィ キラキラ★プププワールド』南条アキマサ(2014年~)
    一人称はおれさま。言葉使いは、少年マンガの主人公っぽく「~ぜ」とか「~ぞ」とか、王様にしては乱暴というか普通なんだ。
    「おれさまはデデデ大王! プププランドの大王さまだ! 」4Pより。



    小説『星のカービィ』シリーズ 高瀬美恵(2013年~)
    一人称はオレ様。語尾は「~わい」だわい。
    「フン! オレ様はカービィみたいなお人よしじゃないからな。きさまのいうことなんて、信じられんわい! 」大迷宮のトモダチを救え!の巻  16Pより。



    ここに掲載されていない、デデデ大王の一人称の情報お待ちしております。

    なぜアニメ版『星のカービィ』の作曲家は宮川彬良氏?

    アニメ版『星のカービィ』のOP曲の、『カービィ★マーチ』の作曲者は、宮川彬良氏。連続テレビ小説「ひよっこ」の音楽などを担当。ミュージカルや演劇の音楽も数多く手がける、ベテランの作曲家である。
    『星のカービィ』の総監督の吉川惣司氏は、子供向けのぬいぐるみ人形劇を上演する株式会社劇団飛行船で、脚本なども手がけたことがある。宮川彬良氏はミュージカルの作曲をしたり、ぬいぐるみ人形と共に、NHKの音楽教養番組『クインテット』に出演していたりしたので、活動が近いといえば近い。
    しかし、この人選は実は吉川惣司監督が宮川彬良氏に父親に挑戦する機会をあげたかったから、でもあるのではないか。
    宮川彬良氏はアニメの主題歌を作曲したのは、これが初めてのはずだ。
    宮川彬良氏の父親は『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌を作曲した宮川泰氏。
    別にアニメの主題歌ってマーチである必要はないと思うのだが、宮川彬良氏があえてマーチにしたのは、やはり偉大な父親に挑んでみたかったのではないだろうか。
    アニメ版『星のカービィ』はOPから「父親に挑戦する息子」の物語なのだ。
    もちろん動機などは推測でしかないが、『カービィ★マーチ』の作曲者は『宇宙戦艦ヤマト』の作曲者の息子、という一点は事実である。

    なお、『ららら♪クラシック』の2017年12月8日(金)の放送の回に、宮川彬良氏がゲストとして呼ばれている。この回の特集である「美しく青きドナウ」のシュトラウスの父親も音楽家で「ラデツキー行進曲」で知られる同じ名前のヨハン・シュトラウスだということで、よばれたらしい。
    http://www.nhk.or.jp/lalala/archive.html
    http://www.nhk.or.jp/lalala/backnumber.html

    カービィ★マーチは楽譜、歌入りCDともに、アニメ放映当時に出版されたものしかほぼ売られていない。それが普通と言えば、そうだろう。アニメの方もDVDが全話出ていなかったりする。




    『カービィ★マーチ』は、現在JASRAC管理曲。JASRACの許可を得れば、演奏できる。
    父親からの相続分もあったので、JASRACで権利者:宮川彬良で検索したら、大量の結果が表示されてしまった。
    http://www.jasrac.or.jp/

    《吹奏楽ヒット》宇宙戦艦ヤマト

    カービィ★マーチ

    星のカービィのディレクターの文章をアプリに性格分析させてみた

    現在の著作権法では、人工知能などが自動的に吐き出した文章には、著作権はない。
    なので、Personality Insightsに桜井政博氏と熊崎信也氏、二名のゲームクリエイターの文章を性格分析してもらった文章をそのまま掲載する。数値部分は省略した。
    ……すごいね、これ。そのうち簡単なレビューなら、AIが書くんじゃない?

    桜井政博氏のコラムの分析結果

    性格特性

    21811 分析された単語:
    確度が非常に高い解析結果

    結果

    情に厚いタイプであり、また多少気配りが苦手なタイプです.

    自分に自信があるタイプです: 始めたことを成し遂げる能力があると思っています. 権威に挑むタイプです: 権威や伝統を守るよりも、より良い方向へ変化させる方が良いと考えます. また、圧力を受けても冷静なタイプです: 冷静で、予期しない出来事にも効果的に対処します.

    洗練を意識して意思決定するタイプです.

    伝統にはあまりこだわりません: 人が通った道よりもわが道を行くことを大切にします. 自主性があなたの行動に大きな影響を与えています: 最高の成果が得られるよう、自分自身で目標を設定する傾向があります.


    他には知的好奇心がトップレベルで、理想が高く、変化を好むことが特徴らしい。

    分析した文章はこちら↓

    桜井政博のゲームについて思うことアーカイブ
    http://www.famitsu.com/guc/blog/sakurai/11375.html




    熊崎信也氏のウェブサイトの日記の分析結果

    性格特性

    8945 分析された単語:
    確度が非常に高い解析結果

    結果

    役立つタイプです.

    感情移入するタイプです: 他人がどう感じるかを意識し、同情するタイプです. 人を信じるタイプです: 何においても人を信じ、容易に信頼します. また、粘り強いタイプです: 困難な仕事に取り組み続けることができます.

    洗練を意識して意思決定するタイプです.

    方針を決める際に生活を楽しむことと自主性の両方を重要とみなします. 人生を最大限に楽しもうとしています. また最高の成果が得られるよう、自分自身で目標を設定する傾向があります.



    分析した文章はこちら↓

    One Line Diary
    http://kumayou.halfmoon.jp/diary/diaryroom.html


    分析の分析

    この性格はあくまでも「媒体にあわせた外面」である。
    桜井氏の文章はゲーム雑誌に連載されたコラムであり、単行本も出ている。おそらく桜井氏の文章は「若いゲーム好きの読者に、理想を掲げて挑戦するゲームクリエイターが、熱意を込めてまっすぐに主張する」という態度で書かれている。
    熊崎氏の文章は私的なものではあるが、多くの人に読まれていることを意識している。「人とよく関わり趣味を楽しみ、仕事も充実した日々を送る社会人の日記」というスタンスの文章なのだろう。

    性格分析に使用したウェブサイト

    Personality Insights
    「テキストから筆者の性格を推定してみましょう。Personality Insightsは、言語学的分析とパーソナリティ理論を応用し、テキストデータから、その筆者の特徴を推測します。 」
    https://personality-insights-livedemo.mybluemix.net/


    あとがき

    この文章は、同じアプリケーションで、以下のように性格分析される人物によって書かれた。

    鋭敏なタイプであり、物事に懐疑的なタイプであり、また鵜呑みにしない人と思われるかもしれないタイプです.

    自主性の高いタイプです: 自分の時間を大切にしたいという強い願望があります. 芸術への理解があるタイプです: 美を楽しみ、創造的な経験を追求します. また、創意に富んでいるタイプです: 想像力豊かです.


    @hosiniiruのTwitter分析より
    https://personality-insights-livedemo.mybluemix.net/?source=myself